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交換機の運営者は、銀行同士の業務提携によってできたNYSEやパルス、オナー、MAC、モスト、マネー・ステーション、キャッシュ・ステーション、マネー・ネットワークなどの組織で、一時はこうした業務提携が二〇〇種もあった。
銀行外のサービス提供業者も、オートマティック・データ・プロセシング(ADP)、ファースト・データ・アンド・エレクトロニツク・データ・システムズ(EDS)などがあって、このおかげで比較的中小の銀行もATM所有者の鎖の輸に参加することができたのである。 一九九〇年代はATM交換機のネットワークが急速に整理統合された時で、そのために司法省の独占禁止法違反取締部円である連邦通商委員会や、各州の検事総長の関心を集めるようになる。
交換機ネットワークに対して起こされた最初の大きな訴訟はMACネットワークを被告とするもので、ネットワークの当時のオーナーはバンク・ワン、コアステーツ、PNC、それにソサイエティ・バンク(後にキーコープが買収)だった。 一九九五年、MAC(マネー・アクセス・センター)は、一万三〇〇〇台以上のATMで二七〇〇万人の預金者が行う一カ月当たり九二〇〇万ドルの取引を処理していた。
ほかのATMネットワークとは違って、MACは長年排他的だったMACに加盟していると、ほかのネットワークには加盟できなかった。 連邦通商委員会の顧問、デーピツド・A・バルトはセントルイス連銀発行の「レビュー」の中でこう書いている。
「こうした排他的ルールによって、競争的参入をほとんど不可能にする障壁が作り出された。 銀行がMACの競争相手のネットワークに参加しようとすれば、すべてのATMをMACから引き揚げなければならないからだ。
こんな一か入かの賭けを迫られて、競争相手のネットワークとの連携を選んだ銀行などほとんどなかった」このルールは、ある民事訴訟に対応して一九九二年に廃止されたが、それでもMACは依然、ほかのネットワークへの参加を制限し、加盟銀行が第三者の処理サービスを利用する権利も否定するルールを持っていた。 このため、通常の要求払い預金の処理にEDSやフィサーブなどを利用している中小銀行は、MACでの処理には余分な手数料を払わなければならないことになり、事実上、処理代金の安い競争相手を締め出していた。

MACは最終的には、「加盟銀行がサードパーティーのATM処理供給業者を利用することを認め、すべてのATMに複数のネットワークの商標を表示し、MAC加盟銀行の発行する複数ブランドのATMカードを認める。 。
またMACは、『どの処理方式を選んだか』にかかわらず同一の手数料でネットワーク・サービスを販売する義務を負う」との同意書に署名した。 FRBは、その許可を求められた企業合併はすべて承認してきた。
その一方で独占的な賃貸料を防止するには交換機へのアクセスの平等化が必要なことに気付いたFRBは、ネットワークのオーナーとゲストとが同じレベルで競争できるようにするため必要なことなら何でもするように相手方を焚き付けた。 そこで、これはFRBの関知すべきことではない、という議論が持ち上がる。
「FRBは同意書の主旨を誤解しているようだ」と、バルトは素っ気ない。 MACの経営者が、過去の一〇年間にわたる競争制限的行為を停止することに同意した後、FRBがナショナル・シティ・バンクをMACネットワークのオーナーの一員と認定したことに触れての発言である。
「同意書の目的は、その発行時点からの競争上の問題を解決することにあり、同意書がまだはっきりしていなかった時点のことではない」交換機運営者と、ATMを所有する銀行は当初から、その交換機が認めたカードを発行する「よそ者の」銀行に対して、利用一回ごとに手数料をとってきた。 普通は五〇セントだった。
フロリダのパブリックスのようなスーパーマーケット・チェーンが所有するATMは、カード発行銀行に対し、一取引当たり五〇セント以上の手数料を取った。 銀行は長年、スーパーマーケットが客の払った小切手の巨大な束を預金する時には手数料を取ってきたのである。
それが、ここにきて両者イーブンになってきた。 マイアミのかつてのサウスイースト・バンクの、短気な元CEO、チャールズ・ズウイツク(かつてリンドン・J政権の予算局局長も務めた)は、パブリックスは、自分が預金者にサービス料を五〇セント以上は取れないか、あるいは取れまいと考えて、こっちに五九セントも手数料をふっかけてきたと、私に怒りをぶちまけたことがある。
彼は、取引を銀行のロビーではなく、ATMですると窓口の時聞が節約できることを計算に入れていなかったのである。 九〇年代初期、シティバンクは(九〇年代半ばには、ファースト・シカゴも)、人々を生身の出納係から引き離して現金自動預け払い機(ATM)の方に行かせようとした。

客との恐るべき関係を作り出しかねない、窓口での処理に手数料を取ることにしたのである(「トウナイト」という番組でジエイ・レノは、窓口係に猿喪な話を仕掛けてくる客には、窓口での処理料を三・九五ドルに値上げされるだろうと言っていた)。 バンク・オブ・モントリオールは、この問題をもっと知的に考えて、ATMを使った預金には窓口より二五セント、利息をプラスした。
シティバンクも最終的には、鞭より飴を使うことにし、同行の機械はすべての預金者が無料で使えるようにした。 ニューヨークのリパブリック・バンクはさらに進んで、自行、他行に関わらず交換機の利用料を飲み込んで、カード所有者ならどの銀行の機械でも無料で無制限に使えるようにした。
支払い機構としてのATM交換機の重要性があまり広く認識されていないのは、交換機の数があまりにも多く、またその機械同士の接続パターンが非常に複雑だからということもある。 私が一九七四年に追跡した小切手に一番よく似た取引と言えば、ある意味で、我が国のある地方で、現地の交換機のサービスを受けている銀行から、旅行者がATMでお金を引き出すことである。
Mカード社のへンリー・マントは「接続用のハブやらスポークがずらりと連なっている」と言う。 彼はマエストロのデピットカード計画を担当している非常にエネルギッシュな青年で、全く新しいシステムを開発するチャンスを今日こそ手にしたいと願いながら、ニューヨーク郊外の公園にあるMカードの新ビルに毎日働きに来ている。
彼によれば、「ボウマント〈一テキサス州南東部の都市〉でモストのカードを使ったと、まずメキシコ湾岸部の交換機を通って、パルスの交換機に行き、我が杜のシラスの交換機を経て、モストの交換機に、そしてあなたの銀行に着く」のだそうだ。 統合は単純化を創り出しているーーさらに、交換機で何ができるのか理解していない銀行団が所有する交換機を、独自に管理するチャンスも生まれる。
NYCE(ニューヨーク・キャッシュ・エクスチェンジ)ネットワークは、ニューイングランドのヤンキーMを吸収し、シラスの有力会員になったが、M杜がVとの契約を終了させた時点で同社と取引する契約を結んだ。


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